ブチルゴムの耐漏水性について
ブチルゴムと言えば耐漏水性が真っ先に思い浮かぶでしょう。
特に非加硫ブチルは防水工事にはなくてはならない存在で防水工事関係ではお世話になっている方も多いんではないでしょうか?
防水によく使われるということは液体不透過性に優れています。
さらに伸縮性および屈曲性が有り、あらゆる形態の成型接着が可能なことより、人工芝用接着剤、建築土木用防水シートなどに多く使われています。
特にシート防水材と呼ばれるものは合成高分子系ルーフィングシート(防水層を形成するために用いるシート状の材料)というJISカテゴリで規格されております。
適用範囲としては、鉄筋コンクリート構造物の防水に用いる合成高分子を主原料としたルーフィングシート(均質シート)及びそれに基布その他を複合したルーフィングシート(複合シート)となります。
均質シートの中でも非加硫ゴム系にブチルゴムを用いたルーフィングシートはカテゴライズされており、略称は均質非加硫ゴムとのことです。
複合シートの場合は一般複合非加硫ゴムとなります。
類似品としてはアスファルトルーフィングがあげられます。
種類にもよりますが耐久性重視だと高分子系に分があります。
耐漏水性となると前述のルーフィング、テープやコーキング、窓枠ゴム(サッシ廻り)、断熱材のつなぎ目封止、気密フィルムのつなぎ目封止、ホースの補修、ベランダ防水、プールの水漏れ防止など多岐に渡ります、低温時にはバーナーやヒートガンで炙って使ったりいろいろ細かいテクニックも必要になってきますが、
低圧の防水には威力絶大かと思います、しっかり密着させることさえできれば十分に水を遮断してくれる頼もしいやつです。