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早速ですが、弊社のメイン商材であるブチルゴムについて少しばかり説明させていただきたいです。
ブチルゴム (IIR)は、イソブチレンと少量のイソプレンのカチオン共重合によって生成される合成ゴムです。
この特殊なゴムはいくつかの特性を持っています。
①極めて低いガス透過性: ブチルゴムは気体をほとんど透過しない性質を持ちます。そのため、タイヤのインナーチューブなどに使用されます。
②低い反発弾性: 反発弾性が小さいため、防振材や防音材として優れた特性を示します。
③耐候性、耐熱性、耐オゾン性、耐薬品性: 主鎖の二重結合が少ないため、これらの性能が向上します。
④電気絶縁性: 電線被覆材などに用いられています。
他にも自動車部品、工業用品、建築用部品など様々な分野で使用されています。
もっとも身近なのはタイやのインナーチューブだと思います、自転車のタイヤがパンクしたら修理するあのチューブです。
その中でもメインは加硫をしていないブチル非加硫ブチル、未加硫ブチルと言われるものです。一般的なゴムは加硫(広義では加硫剤(硫黄等)を原材料と混錬して加熱すること)することによりゴム独特の弾性を持つようになります。
しかし非加硫(未加硫)ブチルはその工程がありませんが、加硫ゴムの弾性と防水性、接着性を両立させています。